2009年 04月 09日 ( 1 )

短歌倉庫1

青鬼灯年月は経る青のまま硬く閉じたる心は核に

残酷な童話は閉じよ赤頭巾被り老婆になりし夕暮れ

鉄の小さき龍棲みし腕昔日我の指に餓へ来ぬ

天邪鬼少女の余生花えんじゅ此処よ此処よと揺らして居りぬ

ピンホールカメラに焼きし黒縁の世界あざやか君の夏服

夕暮の底の図書館それぞれの宇宙浮かべて静かなるヒト

台風の螺旋たどれば懐かしき少女のほとの果ての我が部屋

散らかした言葉六月風に舞うボタンのようにちいさな本当

姓変る朝薄曇切り取って蝶のかたちを君に贈ろう

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mixiの短歌点等に投稿したものも含んでいます。
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by nnote | 2009-04-09 14:45 | 過去短歌